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Seastar's Memorandum

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2007年 01月 13日

イン・ザ・プール

イン・ザ・プール_b0091578_13304282.jpg

エッセイ「港町食堂」が抱腹絶倒モノだったので読んでみたら、
これまた面白かった一作。
するするっと2時間くらいで読めてしまった。

神経科医・伊良部の目を通して、
患者として訪れる強迫症状を持つ人たちが次々登場する話。
人物描写が巧みだし、なにより人を食ったキャラの伊良部と
患者のやりとりが面白い。

知らなかったが、調べたら映画化もされてた。
松尾スズキは、たしかに変人奇人の類ではある。

この装丁は、ニルヴァーナへのオマージュか。

軽妙洒脱って言葉が浮かぶ作品。

# by seastar_vice | 2007-01-13 13:36 | Book
2006年 12月 28日

JB Died

JB Died_b0091578_2453840.jpg

2006年は、20世紀を駆け抜けた巨人たちが
次々と死んだ一年だった気がする。
こんなおもろくてしかもカッコいいジイさん、他には居なかったな。

# by seastar_vice | 2006-12-28 02:47
2006年 11月 14日

Release Rush

毎年秋から冬は年末決算一斉リリースラッシュな
わけですが、今年は夏以降、例年に増して乱作気味。
でもいまのところ豊作とはいえないのが悲しいところ。
で、気になった新譜からのトラックをいくつか。


Gwen Stefani “Wind It Up”

Release Rush _b0091578_15473393.jpgうむ?何これ。ヨーデル??
マーチングバンド調のトラックはどこから聴いてもネプ印
なんだけど、歌ともラップともつかないボーカルが面白い。
それにしてもこの人の“Hollaback Girl”以降、
ファーギーのロンドンおまた橋といい、この手のスタイルが
流行ってますね。

でもこれはアイデア一発な印象はあるものの完成度は高いし
一歩間違うとノベルティソングの寸前できわどくキャッチーに
仕上がっているのは、やっぱりファレルというよりグウェンのセンスの良さ。

それに比べて邦題「グウェン姐さんのねじ巻き行進曲」とは、
なんというのセンスのなさよ。
エアロスミス“Walk This Way”を「お説教」と題した
先人のユーモアを少しは見習いって頂きたい。

曲もオモロ系だけどPVも意味不明で可笑しい。
金魚のフンガールズも後ろでクネクネと健在。
アルバム楽しみ。


Brian Mcknight “Used To Be My Girl”

Release Rush _b0091578_204416.jpgいつの間にかモータウンからワーナーに移籍してました。
12月リリースの新作「10」からの先行シングルだけど、
これが良い。
不穏なハープのフレーズに浮遊感のあるビートはどこかで
聴き覚えが..
と思ったらTim & Bobプロデュース。

つまりボビー・バレンティーノ“Slow Down”のパターンなんだけども
曲がいいし、声も相変わらずの濡れ具合で聴かせてくれる。
コーラスアレンジに個性が出てます。
さすが、ひとりTake6の異名を取る男。

ワーナーでR&Bというと、エリック・ベネイを骨抜きにした
前科があるので少々不安ではあるけど、とりあえずアルバムに期待。


Ying Yang Twins “Dangerous”

Release Rush _b0091578_2031144.jpgマイアミのおバカ二人組、11月28日リリースの新作からの
シングル。“Maneater”使い。といっても、
ネリー・ファータドではなくホール&オーツの方。
ゲストはワイクリフ・ジョン。
頼まれ仕事ばっかりやって、フージーズは放置プレーしとんかい!なんて
ツッコミ入れたいとこだけど、ナイスな客演ぶりなので許してみる。
ちなみにプロデュースはワイクリフではなく、Mr.コリパーク。
こういう理屈抜きのパーティチューンをやらせたら、誰もマイアミ勢には敵いません。

PVは「シンシティ」ネタ。相変わらず凝ってます。
ピットブルの新作が今ひとつ弾けてなかったので、
ここは陰陽兄弟に派手な一発を期待。

# by seastar_vice | 2006-11-14 20:46