2007年 01月 13日
エッセイ「港町食堂」が抱腹絶倒モノだったので読んでみたら、 これまた面白かった一作。 するするっと2時間くらいで読めてしまった。 神経科医・伊良部の目を通して、 患者として訪れる強迫症状を持つ人たちが次々登場する話。 人物描写が巧みだし、なにより人を食ったキャラの伊良部と 患者のやりとりが面白い。 知らなかったが、調べたら映画化もされてた。 松尾スズキは、たしかに変人奇人の類ではある。 この装丁は、ニルヴァーナへのオマージュか。 軽妙洒脱って言葉が浮かぶ作品。 #
by seastar_vice
| 2007-01-13 13:36
| Book
2006年 12月 28日
2006年 11月 14日
毎年秋から冬は年末決算一斉リリースラッシュな わけですが、今年は夏以降、例年に増して乱作気味。 でもいまのところ豊作とはいえないのが悲しいところ。 で、気になった新譜からのトラックをいくつか。 ▼Gwen Stefani “Wind It Up” うむ?何これ。ヨーデル?? マーチングバンド調のトラックはどこから聴いてもネプ印 なんだけど、歌ともラップともつかないボーカルが面白い。 それにしてもこの人の“Hollaback Girl”以降、 ファーギーのロンドンおまた橋といい、この手のスタイルが 流行ってますね。 でもこれはアイデア一発な印象はあるものの完成度は高いし 一歩間違うとノベルティソングの寸前できわどくキャッチーに 仕上がっているのは、やっぱりファレルというよりグウェンのセンスの良さ。 それに比べて邦題「グウェン姐さんのねじ巻き行進曲」とは、 なんというのセンスのなさよ。 エアロスミス“Walk This Way”を「お説教」と題した 先人のユーモアを少しは見習いって頂きたい。 曲もオモロ系だけどPVも意味不明で可笑しい。 金魚のフンガールズも後ろでクネクネと健在。 アルバム楽しみ。 ▼Brian Mcknight “Used To Be My Girl” いつの間にかモータウンからワーナーに移籍してました。 12月リリースの新作「10」からの先行シングルだけど、 これが良い。 不穏なハープのフレーズに浮遊感のあるビートはどこかで 聴き覚えが.. と思ったらTim & Bobプロデュース。 つまりボビー・バレンティーノ“Slow Down”のパターンなんだけども 曲がいいし、声も相変わらずの濡れ具合で聴かせてくれる。 コーラスアレンジに個性が出てます。 さすが、ひとりTake6の異名を取る男。 ワーナーでR&Bというと、エリック・ベネイを骨抜きにした 前科があるので少々不安ではあるけど、とりあえずアルバムに期待。 ▼Ying Yang Twins “Dangerous” マイアミのおバカ二人組、11月28日リリースの新作からの シングル。“Maneater”使い。といっても、 ネリー・ファータドではなくホール&オーツの方。 ゲストはワイクリフ・ジョン。 頼まれ仕事ばっかりやって、フージーズは放置プレーしとんかい!なんて ツッコミ入れたいとこだけど、ナイスな客演ぶりなので許してみる。 ちなみにプロデュースはワイクリフではなく、Mr.コリパーク。 こういう理屈抜きのパーティチューンをやらせたら、誰もマイアミ勢には敵いません。 PVは「シンシティ」ネタ。相変わらず凝ってます。 ピットブルの新作が今ひとつ弾けてなかったので、 ここは陰陽兄弟に派手な一発を期待。 #
by seastar_vice
| 2006-11-14 20:46
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